観測

私たちは、都心部を中心に数百点以上の風観測を行ってきました。IoT技術を用いた観測システムを独自に開発しており、データの自動送信やWebページでのデータ閲覧が可能です。また、データの統計解析や、解析結果に基づくコンサルティングも行います。近年ではリモートセンシングによる上空風観測や、風以外の気象要素の観測などに取り組んでいます。

実現象をとらえ、
予測に活かす

フィールドでの観測の強みは、実環境において、実現象を捉えられることにあります。ビル風調査においては、開発計画の完了後に、事前に行っている風洞実験や数値流体解析の予測結果の検証を行うための風観測が行われますが、弊社では、数多くの観測結果を予測業務にフィードバックすることで、高精度の予測を実現しています。また、都心部における上空風(自然風)の観測も独自に行って研究を重ねるなど、更なる予測精度の向上に努めています。そのほか、こうしたノウハウを活かして、風以外の気象要素の観測や、建物の振動観測などの経験もあります。

高度な観測技術とコンサルティング

目的に沿った観測データを得るためには、測器の選定や設置場所の選定のほか、目的に応じたデータサンプリングなどが重要になります。適切な選定をするためには、長年の経験や知見が必要です。また、欠測によって大切なデータが得られないということがないよう、弊社では観測システムにいち早くIoT技術を取り入れ、非常に低い欠測率を実現してきました。

弊社が所有する、高度な観測技術をご提供いたします。観測計画のコンサルティングから始まり、測器の設置に必要な部材の設計(耐風設計を含む)、観測データの収集、観測終了後の専門的な統計解析や解析結果に基づくコンサルティングまでを、ワンパッケージで行います。

  1. 01

    ビル風の観測調査

    ビル風調査においては、開発計画の完了後に、事前に行っている風洞実験や数値流体解析の予測結果の検証のために、風観測を行うことが一般的です。ただ観測すればよいということではなく、予測結果の検証に適した測器や観測場所の選定が重要となるほか、専門的な解析が必要になる場合も多々あります。

  2. 02

    自然風の観測

    高層建物の屋上における自然風の観測や、リモートセンシング機器であるドップラーライダを用いた上空風の観測を行っています。都心部における自然風の観測は容易ではなく、専門的な知識やノウハウが必要です。また、地方の平野部において多点広域観測を行った事例もあります。

  3. 03

    その他の気象観測等

    弊社の観測システムは、測器に応じてカスタマイズが可能であるため、風以外の気象要素等にも対応が可能です。これまでに、雨・気温・気圧・日射量のほか、PM2.5・風騒音などの観測事例があります。

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