気象観測

気象観測は、目的や用途に応じて、機器を設置する位置や方法を検討する必要があります。また、瞬間瞬間のデータを正確に逃さず取得することが必要です。私たちは、過去40年の歴史のなかで、様々な気象観測を行い、適切な観測を行うためのノウハウを蓄積してきました。そして、IoT技術を活用した気象観測システムをいち早く構築し、様々な場所において高品質な気象観測データを収集・提供してきました。

気象観測が
求められる理由

近年、気候変動による気象災害の増加が指摘されています。災害大国である我が国においては、災害に強いまちづくりは喫緊の課題です。年々大型化する台風等に備えるためには、将来予測が重要となりますが、そのためには過去~現在における長期間の観測データが必要です。

こうした観測データは、近年期待されている人工知能を用いた予測においてもきわめて有用です。同時に、複雑化してきた私たちの暮らしを守るためには、より解像度の高い観測データが必要になると考えます。主に都心部の地上付近といった複雑な場所において数百点以上の風観測を行ってきた私たちだからこそできる気象観測を目指しています。

経験したことのない
気象災害に備えて

これまでに経験したことのない気象災害に備え将来を見据えるためには、継続的な気象観測データが重要です。また、必要なときにデータに速やかにアクセスできるようなデータの保存システム、閲覧システムが重要になります。

  1. 01

    高品質な観測データの取得

    高品質な観測データが取得できるよう、ロバスト性の高い観測システムを採用するとともに、データ異常をいち早く発見することが重要です。

  2. 02

    様々な気象要素の観測

    様々な気象要素を観測するためには、気象測器を選ばない観測システムである必要があります。

  3. 03

    長期観測データの保存と参照

    気象観測を防災に役立てるためには、リアルタイムモニタリングだけではなく、いつでもどこでもデータを参照できるよう、データの保存と閲覧システムが肝心です。

  4. 04

    数百メートル上空の風観測

    近年では、数百メートル上空の風を観測するために大規模な観測鉄塔を建てることなく、リモートセンシング技術(ドップラーライダ)を活用することができます。

調査方法

IoT技術を活用した観測システムにより、高品質な観測データの取得、webによるデータ提供、アラート機能を実現します。

  1. 01

    IoT技術を活用した観測システム

    通信モジュールを搭載した記録器により、観測データは随時弊社サーバに自動送信されます。人の手によるデータ回収は必要なく、長期データの保存が可能です。

  2. 02

    WEBからのデータアクセスとダウンロード、アラート機能

    弊社サーバに保存された観測データはwebでの閲覧、ダウンロードが可能です。必要に応じてAPIによるデータ取得、観測値が閾値を越えた場合のアラート機能が利用可能です。

  3. 03

    エンジニアによるリモート監視と保守

    弊社エンジニアによるリモート監視により、不具合をいち早く発見し、低い欠測率を達成します。リモートメンテナンスのほか、必要に応じて現地での保守作業を行います。

気象観測の流れ

Flow

06

  1. 01

    ヒアリング、現地調査

    気象観測の目的などの概要をヒアリングするとともに、現地調査を行い設置位置や設置方法等の検討を行います。

  2. 02

    測器の選定、測器の設置位置、設置方法の決定

    ヒアリングと現地調査の結果を受けて、気象測器の選定と、測器の設置位置、設置方法を決定します。また、必要なシステム構築、支持部材等の設計製作も行います。

  3. 03

    観測機器の設置

    現地にて観測機器の設置を行います。(観測に必要な電源は原則お客様にてご用意いただきます。)

  4. 04

    観測の開始

    観測を開始します。観測データはインターネット網を通じて自動で弊社サーバに随時送信されます。

  5. 05

    観測データの閲覧・提供

    観測データはWebページにて閲覧、ダウンロードすることが可能です。必要に応じて、APIによるデータ提供やアラート機能を実装することもできます。

  6. 06

    不具合発生時の保守

    弊社エンジニアが、観測の状況を随時リモート監視しています。不具合発生時には必要に応じてリモート保守および現地保守を行います。(観測場所に応じて保守の内容が変わります。ご依頼の際にご相談ください。)

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